座ってできる「腰痛」解消法
長時間、イスに座っていた後など体が硬くなります。
急に立ち上がろうとするとカラダが重たい感じがするものです。
「十分に体を動かすことができない。長時間、同じ姿勢で座リ続けていることは、身体に悪影響を及ぼします」
カンザス州立大学人間栄養学者のRichard Rosenkranz教授は、こう主張します。長時間座ることが、健康にどう影響を及ぼしているのか確認していきましょう。
●腰痛を引き起こす

長時間座ったままでは腰に痛みがきます。原因は、座位は立っているよりも背中への圧力がかかるから。パソコンの前で背中を丸めて座っている。これは一番良くない状態です。
背中に痛みを感じている人の約4割が、毎日パソコンの前で長時間を費やしていることも調査から判明しています。
●猫背姿勢になり様々な弊害が
また、猫背になったり足を組んだり、姿勢の悪い座り方は、首にも負担をかけることに。これにより、十分な睡眠を得られない可能性があるんだそうです。その原因が、長時間座り続けることによる、血流の滞りです。
●全体の慢性痛に

身体に合わない椅子を使用していると、腰と背中に負担がかかるのと同時に、お尻への影響も懸念されます。肘や膝を曲げるときに伸び縮みする筋肉、屈筋が短くなってしまい、慢性的な痛みを引き起こす場合があります。
●固まった体を座ったままほぐすカンタン運動
そこで座ったままできるカカト上げ運動!
これは股関節まわりの動きをつけるだけでなく、肩関節、肩甲骨まわりも
緩みます。
硬くなった体をほぐした後の方が動きやすいですよ。
①まずは左右の肩を水平屈曲で確認。
上半身の左右の回旋もしてみましょう。
②座った状態で、左右交互にカカトを上げてみましょう。
歩いているような速度でやってみましょう。
③指で骨盤の後ろ側にある出っ張り。仙腸関節を触ってみてください。
踵を交互に上げていると動いている感覚がわかると思います。
仙腸関節自体は1ミリくらいしか可動性がないのですが動きがダイナミックに皮膚に伝わっていますよね。
④回数は好きなだけでけっこうです。7~8回程度で十分です。
もう一度、水平屈曲と左右回旋をしてみます。
さっきより肩の可動域がぐっと入ってくる感じはないでしょうか。
左右の回旋も回りやすくなっていませんか。
仙腸関節の動きが出たことで上半身にも影響するんですね。
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