Google広告推奨のhagakureとは?

マーケティングスキル

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こんにちは。しまかげデザイン上野です。

今回はGoogle広告について基礎的なところ。

まず、Google広告のアカウント構造にhagakureというものがあります。

これは何を意味しているのか。

hagakureとは

名前自体は「葉隠れ」という本が元になっているようです。

どういうことかというと、これは広告のアカウント構造を指しているのですが、

可能な限りシンプルにアカウント構造を設計すること」

ということです。

キャンペーンや広告グループをシンプルにまとめることで、

①広告の表示回数(IMP)を集約し、広告ランクの評価をされやすくる。

②広告テストの頻度を上げることができる。

により、成果を改善しやすくなります。

極端に言えば『リンク先URLが1つなら、キャンペーンは1つ、広告グループも1つでOK』ということです。

これは概念的なことなので具体的に見ていきますね。

hagakure以前は「1広告グループ1キーワード」だった

今までのリスティング広告のアカウント設計の考え方は、キーワードに合わせてキャンペーンや広告グループを細かく分けて運用することが基本でした。

hagakureの構造

アカウント構造を簡単に説明すると、「アカウント」という大きなフォルダーの中に、「キャンペーン」⇒「広告グループ」という順にフォルダーを作ります。

その「広告グループ」の中に「キーワード」と「広告文」を入れていきます。

図で表すとこんな感じですね。

アカウントがあって、キャンペーンが3つあります。

キャンペーン①

テレビのキャンペーンを作りました。

テレビグループの中にキーワードが大きく分けて2つ「液晶テレビ」と「4Kテレビ」とあります。

それぞれ「購入、価格、おすすめ」というキーワードが割り振られています。

そして広告文、

液晶テレビと4Kテレビの広告文を作ります。

キャンペーン②

洗濯機

キーワード⇒ドラム式洗濯機、全自動洗濯機⇒購入、価格、おすすめというキーワード。

広告文⇒ドラム式洗濯機、全自動洗濯機

キャンペーン③

掃除機

キーワード⇒サイクロン掃除機、ロボット掃除機⇒購入、価格、おすすめ。

広告文

サイクロン掃除機、ロボット掃除機

 

こういった構造です。

アカウントとは

「キャンペーン」「広告グループ」などをまとめるもの。

基本的には1つの会社で1つですが、複数持つこともできます。支払い情報などを管理。

キャンペーンとは

一番大きな枠です。配信する地域や1日に使う予算を管理。

上記の例のように商品やサービスが異なる場合、また地域によって使う予算を分ける場合など、キャンペーンを分けて作ります。

広告グループ

キーワードと広告を1つにまとめる。

キーワードに紐づいた広告文を作ります。

キーワード

登録したキーワードを元に、ユーザーが検索したときに広告が表示されます。

広告文

広告グループにセットしたキーワードに紐づいて、検索結果に表示。

タイトル、説明文、リンク先URL、表示URLなどを設定する。

以上がGoogle広告のhagakure構造です。Googleはシンプルな構造を推奨しています。

Yahoo!スポーンサードサーチでも

1、複数の広告グループに同じキーワードは登録しない
2、同じ訴求内容を一つの広告グループにまとめる

というふうにhagakure構造と同じようなシンプルな構造をすすめています。

「1つの広告グループに1つのキーワード」のメリット・デメリット

以前の「1つの広告グループに1つのキーワード」だと

上記の例でいうと、

テレビキャンペーンの中にグループが「液晶テレビ 購入」「液晶テレビ 価格」「液晶テレビ おすすめ」「4Kテレビ 購入」「4Kテレビ 価格」「4Kテレビ おすすめ」という風に6つもできてしまいます。

しかし、この昔のアカウント構造を今でも使っている人も多くいます。

なぜならhagakure構造はマッチタイプ部分一致のキーワードの使い方が難しいからです。1つのキーワードに対して、 1つの広告文を設定することが可能だからです。

ユーザーに最大限マッチした広告文を配信し、成果を最大化する際はぜひ利用したい構造ですね。

まとめ

hagakure構造と以前のアカウント構造。どちらも一長一短があるのでどちらが優れているとかはありません。

Hagakure構造は、目標CPAをより有効に利用することができ、1広告グループ1キーワード構造は多少手間もかかりますが、手動で適切に管理を行うことができます。

それぞれ自社に合った運用を試してみてはいかがでしょうか。

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