こんにちは。しまかげデザインの上野です。
今回は息抜きブログ。
読み飛ばしてください。
紫色の夜に星を撒き散らしたような不思議な風景を見た記憶がある。
4・5才の頃だったか、家族で海水浴に来ていた。
当時そこは日暮れでも遊泳出来るようナイターでも営業していたようだ。
僕はまだ小さく、自分では泳げないので父親と一緒に海に入っていたのだろう。
その父親が僕を高いとこからドボンと海に落として浮いてきたらまた,
高いとこから落としてとやるうちに、浮いてきたら頭を押さえて沈め、
また浮いてきたら沈めてという遊びに変更したんです。
なんかテンションあがってきたみたいで何回もやるんですよ。
僕はといえば浮いてきて一呼吸くらいで沈められ、
三回目くらいだと 半呼吸くらいしか息継ぎできてないのに また
沈められるからたまったもんやない!
「死」という言葉はもちろんまだ知らないけど、
何か本能的にヤバいと感じたことは今でも強烈に覚えてます。
その浮いたわずかの時間、
父親が実に楽しそうにキャッキャッと笑ってる声を確かに聞きました。
その時ですよ。
何よりも酸素を求めて生きようともがいた瞬間。
夕暮れの空が紫色に見えたのは。
そして星が輝いてたような気がしたんですけど
、あれは多分ナイター用の照明だったと思う。
しかし幸いその事がトラウマになることはなく、
むしろあの風景をまたいつか見たいもんだと思うようになった。
かつて世界を放浪するヒッピーの最後の行き止まり。地上最後の楽園
。ネパールのカトマンズのような場所がどこかにあるんじゃないだろうか。
僕にとってのパラダイスはきっとアジアのような
アフリカのようなそれでいてラテンな町並みの騒々しい紫の夜だ。
コメント