膝を伸ばすと痛い~半月板損傷
・膝に体重がかかる時や、膝の曲げ伸ばしをした時に痛みが見られる
・膝関節の動きに違和感がある
・階段を降りるとき、膝が痛い
・一定以上に曲げ伸ばしができない

膝の痛みのほかに以下のような特徴や症状が見られる場合、半月板損傷が発症している可能性があります。
当院に来た患者さまの例
●当院にもこのような患者さまが来られました。
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右ヒザが痛くて伸ばせないという患者さん。
しばらくヒザを伸ばした状態で寝ていると痛くなってくる。
歩行時も荷重がかかると少し痛い。
膝をほんの少し曲げた状態で歩いている。
ヒザは完全に伸びきらない状態。
ももの外側をほぐすと伸ばせるようになる。
ヒザの曲げは、
うつ伏せだと100度くらいで痛く、
仰向けで股関節を屈曲で曲げると160度までOK。
スネを外旋させると痛みが無くなり最後まで曲がります。

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●半月板とは

膝の関節の内側と外側に1個ずつある三日月型の軟骨組織です。膝の関節に加わる衝撃が一箇所に集中しないよう分散させるクッションのような働きをするほか、その形状でひざを安定させる役目を果たしています。
●当院に来られた患者さまの診たて
動きの確認をしたところ「スネを外旋させると痛みが無くなった」
というところに着目しました。
スネを外へひねると、
内側の半月板(パッキンのようなワッシャー)が
後ろへ移動するので、曲げやすくなるのです。
スネを内側に捻ると
内側の半月板が前へ移動するので
ヒザは伸ばしやすいのです。
したがって、内側の半月板を痛めているのではないかと考えました(医師ではないので診断はできませんがね)
●半月板の痛みに対する運動療法
①太ももを外旋してスネを内旋させ30秒くらい
ヒザ伸展ストレッチングをします。

②ヒザ裏に術者の手掌か前腕をかませて屈曲20秒

③お皿(膝蓋骨)の斜め上、斜め下(左右それぞれ)に動かす
④他に半月板の動きを良くする運動として、足の内外返しもいいと思います。
●まずは病院へ
しかし損傷部位が膝の中になります、また半月板の損傷は治りにくい部位になりますので
病院でレントゲン、MRI検査などをしてもらい
医師の診断を仰ぐようにしてください。
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