「タイ料理を徹底解説!日本料理とタイ料理の違いは?」

 

在住者が教えるバンコク散策コース 〜前編〜

 

 

 

 

 

タイといえば、現在、日本とは深い関係にあり、親日家が多いことでも知られています。

また、タイは温暖な気候で、日本との時差も少なく、飛行時間が6時間~7時間と比較的短いので、旅行やビジネスでタイを訪れる日本人も多いのではないでしょうか。

日本でもタイから訪れる観光客や、長い期間滞在しているタイの人たちを目にする機会が多いはずです。

このように、タイと日本は今では親密な関係にあり、日常の生活の中で何かしら関わりを持つ機会もたくさんあるのではないでしょうか。

そして、同じアジア圏に属しますが、タイと日本とでは、気候や風習、文化から、食事や食事マナーに至るまで、さまざまな違いがあります

今や、日本国内でいろいろな国の料理が楽しめる世の中ですが、その中でも、日本人に好んで食べられているのが『タイ料理』です。

その特徴や食文化、楽しみ方を通して、『日本料理』との違いを知りたくありませんか?

また、タイと日本との食事情の違いや食事マナーについても紹介します。

現在、日本国内でも『タイ料理店』は多く存在し、タイの料理人が本格的なタイ『タイ料理』を提供するお店から、日本人の好みにあわせた味わいを楽しめるお店まで様々です。

現在は『タイ料理』を気軽に食べることができ、また身近に感じるものとなっています。

まずは、日本人が大好きな『タイ料理』の

  • 特長
  • 文化
  • 『日本料理』との違い

をひとつづつ解説していきます。

そして、旅行の際、観光やショッピングは旅の目的として重要ですが、同じくらい重要視したいのは、‘‘その国のおいしいご飯を堪能すること‘‘ではないでしょうか?

ここでは、おすすめの『タイ料理』や特徴、お店まで、現地からの情報も参考にして紹介していきます。

『タイ料理』を深く知り、今後、日本で食事をする際やタイへ旅行する際に、より楽しい時間になるようぜひ役立ててください。

ライター 今井亜希子

タイ料理と日本料理の違い

タイの食文化について 〜東北(イサーン)地方編〜

日本で気軽に食べることができ、身近に感じられる『タイ料理』ですが、

『タイ料理』と『日本料理』その違いをご存知ですか?

その違いを知っておくと、より『タイ料理』を身近に感じられ、味わい深いものになるのではないでしょうか。

  • ボリューム違い
  • 味付けの仕方
  • 刺激の強さ

タイ料理と日本料理の違い:ボリューム

タイでは、1日3回の食事以外にも食事の合間にちょこちょこ色んなものを食べる習慣があります。

一日に何回か食事をすることからか、『タイ料理』は、一皿の量が少なめである。

そのため、日本を訪れたタイ人は、料理のボリュームにおどろくそうです。

タイ料理と日本料理の違い:味付けの仕方

 

『タイ料理』は、5味(甘味・酸味・塩味・苦味・旨味)に辛味をくわえます。

『タイ料理』は、多くの味の要素を盛り込んで調和させる ‘‘味の足し算‘‘ であり、それに対し『日本料理』は素材の味を殺すことを嫌い、そのものを生かす ‘‘味の引き算‘‘ であるといえます。

実際に、タイの食堂などでは『クルワンプルーン』と呼ばれる卓上調味料を使って自由にカスタマイズして食べるのが通常とされているそうです。

タイの代表的な調味料『ナンプラー』は、魚を発酵させて作った調味料で、独特の味わいがあり、日本の醬油のように『タイ料理』には欠かすことができないものです。

世界三大スープといわれるトムヤンクンは、タイを代表する料理のひとつであり、その味付けにもナンプラーは使われています。

 

タイ料理と日本料理の違い:刺激の強さ

『タイ料理』と聞くと、どのようなイメージを持ちますか?その多くは、辛くて刺激が強いというところではないでしょうか。

 また、『タイ料理』はパクチーをはじめ比較的刺激の強いスパイスハーブや香辛料を多用します。

それは『タイ料理』がエスニックな料理である一方で、『日本料理』は、刺激が少なく素材の味を引き出していく、ヘルシーな料理という印象です。

 

タイの食事文化

 

タイの家庭では、外食、中食をすることが習慣になっており、朝食を屋台で食べるといったことは日常的なことのようです。

そのため、首都バンコクをはじめ都市部には、朝早くから夜遅くまで、非常に数多くの屋台が並んでいます。

タイ国民の食生活は、屋台が支えているといえるでしょう。

どこのショッピングセンターにも、大きなフードコートが設置されていて、ショッピングの際には、当たり前のようにそこで食事をとることから、外食は日常茶飯事のことのようです。

また、家で食事をする際も、屋台で買った総菜を食卓に並べて食べるというスタイルも通常の光景なのでしょうね。

 

タイの食事のマナー

 

タイと日本は同じアジア諸国ですが、食事マナーに対しても、いくつか大きな違いがあります。

日本では常識であり正しいとされているマナーも、タイでは‘‘マナー違反‘‘となる場合もあるので注意が必要です。

タイの食事マナーについて、ぜひ覚えておきたいポイントをいくつか紹介します。

 

食器は手で持ち上げない

日本では、茶わんやお椀といった食器は、箸を持つ反対側の手で持って食べることが、常識とされています。

しかし、タイでは、どのような料理であっても、食器はテーブルの上に置いたままでいただくのがマナーになります。

日本とは、真逆のマナーとなる訳です。

麺はすすらない

麺類は、すすらずに食べます。

右手に箸、左手にレンゲを持ち、箸で麺をつまみ、スープが垂れないようにレンゲで補助しながら、麺はすすらずに、少しずつ口に運ぶようにして食べるのがマナーとされています。

日本では、麺をすすり音を立てて食べる行為は、マナー違反にはなりません。

むしろその麺をすする音は、人の食欲をそそったり、おいしそうに食べる姿としての認識が強いです。

食べ物をフォークで突き刺さない

タイでは、フォークはあくまでも食べ物を切る際に押さえるために使われるものであり、直接食べ物を突き刺して口に運ぶのは、マナー違反になります。

汁物もすすらない

食器を持ち上げるのがご法度なので、日本の味噌汁のように、椀を持ち上げてすするようなことはできない。

食器を持ち上げずに、スプーンやレンゲですくって口に運ぶのが正しいマナー。

食べ物にかぶりつかない

食べ物に直接かぶりつくのはマナー違反。

スプーンなどでひと口大に切り分けてから、口に運ぶようにする。

 

タイ料理の特徴

美食の地タイでグルメの旅を楽しもう!

世界三大スープの一つでもある『トムヤムクン』、豚や鶏など具やスパイスの種類も豊富な「カレー」、あっさり味からこってり味まで楽しめる「麺類」など、タイの料理にはたくさんの種類があります。

”辛い”と思われがちなタイ料理ですが、その味の中には”酸味”や”甘み”などが加わり、独特の美味しさを作り出しています。

タイは食の宝庫、食を楽しむことこそでタイの醍醐味を味わうことができます。

ここでは、馴染みの多い「タイ料理」を紹介します。

 

おすすめの「タイ料理」

  • カオ・ソーイ
  • パッタイ
  • トムヤムクン

 

タイ料理の特徴:カオ・ソーイ

 

カオソーイは、タイ北部のチェンマイやルアンパバーンをはじめとするラオス北部で広く食されているクリーミーな麺料理です。

ココナッツミルクがたっぷり入ったまろやかなカレースープに「茹でた麺」と「揚げた麺」を両方加え、お肉・野菜をトッピングします。

まろやかさの中に辛味を感じる「カレー風味のヌードル」です。

赤たまねぎやタイの漬物、ライム、パクチーなどのトッピングがついてくるので、お好みでいろんな味を楽しむことができます。

食堂やレストラン、フードコートなどで食べられます。

 

タイ料理の特徴:パッタイ

 

パッタイはセンレックと呼ばれる3ミリほどの細麺を炒めた『タイ風の焼きそば』です。

米粉で作られた麺を 【 鶏肉・えび・厚揚げ・もやし・卵 】などの具材と炒め、ナンプラー・醤油・砂糖・タマリンドという調味料で酸味を加え、甘酸っぱくします。

タイ料理はライムで酸味をつけることが多く、酸味の中にも甘味がある「タマリンド」を使うことで、パッタイがマイルドな味に仕上がります。

仕上げに砕いたピーナツを散らし、ライムを絞ります。

パッタイは「タイ料理」特有の辛さがなく、食べやすいことから日本人にも大人気です。

鉄板で焼かれた香ばしさと野菜のシャキシャキ感、もっちりとした食感の平打ち麺、甘酸っぱいソースが特徴です。

自分で唐辛子をトッピングして味を調整することができます。

屋台や食堂、フードコートなどで食べられます。

 

タイ料理の特徴:トムヤムクン

【 トム=煮る・ヤム=混ぜる・クン=エビ 】

という名前の通り、エビの入ったスープ ということになります。

「トムヤムクン」には、パクチーやレモングラスをはじめ、さまざまなハーブやスパイスを使用しています。

「酸味と辛味と甘味」を兼ね備えた「すっぱ辛い」コクのあるスープです。

その味は世界三大スープにも選ばれている、まさに「タイ料理の王様」です。

屋台ではなく、人気のある食堂やグレードが高いレストランで食べるのがおすすめの料理です。

おすすめのタイ料理店

 

ここでは、グルメなタイ人に支持されている人気のタイ料理店をご紹介します。

『 Supanniga Eating Room スパンニガー・イーティング・ルーム 』

 

店名 『 Supanniga Eating Room スパンニガー・イーティング・ルーム 』
住所 160/11 Soi Sukhumvit 55, Klongton Nuea, Watthana
電話 (+66) 2 714 7508
営業時間 11:30-14:30 17:30-23:00
公式HP Welcome to Supanniga Eating Room

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「Supanniga Eating Room(スパンニガー・イーティング・ルーム)」は、バンコクのトレンドエリア、トンローに店を構えて以来、グルメなタイ人や在住日本人に高く評価をされています。

丁寧に作られた『おばあちゃんの味』が定評!!

オーナーの祖母“ヤイおばあちゃん”のレシピを見事に再現し、伝統的な調理法もそのままに、今の時代に受け継がれています。

 

店内は、タイ東北部のエッセンスが感じられる、シックで落ち着いた雰囲気です

大勢でも、少人数でも、気兼ねなく食事を楽しめる居心地の良さが魅力です。

 

  Supanniga Eating Room のおすすめのメニュー

 

トムヤムクン 220バーツ:約850円

パプリカとエリンギのヤム(タイ風サラダ) 150バーツ:約580円

オクルックガビ(タイ風混ぜご飯) 170バーツ:約660円

 

店名 『 Kalpapruek カルパプルアック 』
住所 7th floor, Central World, 4 Ratchadamri road, Pathumwan, Bangkok
電話 (+66)2 613 1359
営業時間 11:00-22:00
公式HP https://www.thailandtravel.or.jp/supanniga-eating-room

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「Kalpapruek(カルパプルアック)」は、バンコクで創業42年の老舗レストランです。

“Feeling like home”をコンセプトに、創業者である現オーナーの祖母が、実際に家族に出していた伝統的な家庭料理を提供する老舗レストランです。

タイ王室が運営するロイヤルプロジェクトのものをメインに使用し、その他にもできるだけオーガニック食材などを選ぶこだわりようです。

 

  Kalpapruek のおすすめのメニュー

 

「グリーンカレーとロティのセット(Green curry & Fried Roti)」

クリスピーダッグとグリーンアップルのスパイシーサラダ(Crispy Duck & Green apple Spicy Salad)」

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店名 Thai Lao Yeh タイ・ラオ・イェー
住所 4/29 Sukhumvit Soi 45, Klongton Nua, Wattana
電話 (+66) 2 259 2871
営業時間 07:00-10:00 11:30-14:30 18:00-23:00(平日) 07:00-10:00 11:30-15:00 18:00-23:00(土日祝)
公式HP http://www.cabochonhotel.com/thai-lao-yeh-restaurant/

「Thai Lao Yeh(タイ・ラオ・イェー)」は、コロニアル調の白亜の佇まいが魅力のスモールラグジュアリーホテル「Cabochon Hotel(カボションホテル)」のメインダイニング。

 

イサーン(タイ東北部)料理を提供する人気レストランです。

定番のローカルフードも、伝統的な青磁器で提供されることでより一層、洗練された雰囲気を演出しています。

丁寧に作られた上品な味わいも評判です。

店内は、古きよきシャム(タイの旧称)時代を偲ばせるノスタルジックなインテリアで統一され、アンティークの調度品も、優美な趣を演出しています。

 

  Thai Lao Yeh のおすすめのメニュー

 

ガイヤーンガイヤーン (ハーブに漬け込んだ鶏の炭火焼き 42番)  200バーツ

ソムタイ(青パパイヤのサラダ 1番)   120バーツ

ラープ(豚の挽肉サラダ 7番)  160バーツ

 

 タイ料理を楽しもう

 

日本でも食べ親しまれている「タイ料理」ですが、その魅力は、素材の味を重視する「日本料理」とは異なり、

【辛さ・酸っぱさ・しょっぱっさ・甘さ、そしてハーブの香り】を一度に味わえるところです。

また、5味からなる立体的な味の構成が、刺激として人をとりこにさせ、ハーブの香りと食感が食欲を引きだします。

そこが「タイ料理」の醍醐味と魅力ではないでしょうか。

そして、家庭でもお店でも 【ナンプラー・砂糖・粉唐辛子・酢】の4点が置いてあり、自分好みにカスタマイズして楽しむこともできます。

 

タイは外食の頻度が多く、屋台や食堂・フードコートやレストランが豊富にあり、一皿の量が少なく単価も安いため、いろいろなものを食べ楽しむことができます。

 

タイに旅行の際は、「日本料理」との違いや食文化に触れながら、ぜひ「タイ料理」を堪能してみてください。

 

 

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