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こんにちは、しまかげデザイン上野です。今日は電子書籍という媒体をどのように集客やブランディングなどマーケティングツールとして使っていくのかをお話したいと思います。
私も電子書籍を出版しています。「50代で蘇るカラダ」というタイトルの本で、テーマはトレーニングエクササイズに関したものです。
そのような経験を基に今回は電子書籍を使って印税狙いではなくビジネスに活かすための方法について書いてみようと思います。
電子書籍はマーケティングのツール
皆さんは電子書籍の出版っていうと、どのようなイメージを持つでしょうか?やはり本の出版なのでベストセラーになれば印税収入がガッポリ入ってきて、憧れの印税生活!と思っているかもしれません。
でも残念ながら著名人でもない限り印税で稼ぐことは難しいかもしれません。
小さな会社、個人事業主が電子書籍を出すことの目的は別にあります。
それは顧客の教育ツールに使うということです。他にはブランディングを作ることも有効です。つまり自分のビジネスに専門性と価値を高めることができるので、一番の使い方はそのようなことを意識して出版していくことがいいんじゃないかと思います。
また優良な見込み客が集まりやすいということも特徴のひとつになります。
電子書籍をどのようにビジネスで使うのか?
まず「教育のツール」として使うということですが、電子書籍のいいところは他に邪魔されないということです。本を読んでいる間は他の情報に目移りしにくい。つまりSNSはフロー型のメディアといって情報が流れていくメディアです。だからすぐに新しい情報が飛び込んできて、情報が次々に書き換えられていくので、何となくしか頭に残りません。また、ブログやSNSだと最初から無料媒体という前提があるので流し読みをしやすいですよね。ザーッと目を通して何か引っかかるところがあれば詳しく読んでみようとかいった読み方をすることってありませんか?
でも電子書籍だと1冊の本としての心構えで読み始めるので、そこからしっかりと有益な情報を得たい、そのためには最初から結構真剣に読もうという心づもりで読んでくれるんですよね。
そのため、自分の発信している内容をしっかり最後まで伝えやすいということになります。これが「教育」という意味で大きな特徴になります。
そして先ほども書きましたが、ブログ・SNSと違って電子書籍の場合、特にAmazonでの販売が大半を占めているのですが、Amazonのサイトに来ている人は何かいいものがあったら購入しようかな~という前提でサイトを観覧していますよね。そこが大きな違いになります。無料の情報目当てではないので、優良なお客さん、真剣に何か悩みを解決したいお客さんが集まっているのです。
そして長文でも読んでもらえるということです。例えば2万字~4万字の文字数のブログだとなかなかサクッと読むということはできないので、ちょっと敬遠されてしまうことが多いんじゃないかなと思います。
でも電子書籍だと長文でしか伝えきれない内容のものでも抵抗なく発信していくことができます。
もう一つは「ブランディング」です。実際は紙の本、つまり商業出版の方が権威性は高いのですが、電子書籍でも十分権威性を示すことはできます。またその分野の書籍を出版しているという事実が、その分野の専門家というポジションを作ることができます。本を出していない人より出している人の方が、より専門性をアピールできるということです。
こういった特性を使ってできることは結構たくさんあるんじゃないかなと思っています。集客のためのチラシやホームページ、SNS発信なんかにも電子書籍を出版していることを載せることもできますし、専門家という立ち位置からセミナーを開催したり講座を開催したりできますよね。
何かを人に教える仕事、コンサルタントやコーチング、講師などの属性に非常に相性がいいと思います。ということはあなたが今現在、何かの講師をしていなかったとしても、電子書籍を出版することで講師業やコンサルタントとしての仕事を作り出すことも可能です。
電子書籍を起点にしてビジネスの幅を広げて行くことができるということは、かなりのメリットではないかなと思います。
電子書籍のメリット・デメリット
電子書籍のメリットとして、上に書いたことの他には文字数の制約がないということです。商業出版の本、つまり紙の本だと6万字~10万字ぐらいの文章量が定番です。しかし電子書籍だと文字数に制約がないので5000文字でもいいし3万~4万文字でもかまいません。平均的には2万文字ぐらいの文章量で出版されている方が多いということです。これでも商業出版の本と比べると少なくてすみますよね。そんなにたくさん文章なんて書けないよという方でも比較的始めやすいのではないかなと思いますね。
そして出版にコストがかからないということです。商業出版の場合だと1冊の本を出版するのに300万ぐらいのコストがかかってくると言われています。もちろん広告宣伝費も含めてですが、結構な金額がかかるということです。なのでそのコストを回収していかないといけないので、全く無名の著者やマニアックなテーマのものはまず企画が通りません。できるだけ多くの読者に手に取ってもらわないといけないので出版の基準が売れるか売れないかということが前提になります。
また、企画書が編集者の目に留まったとしても企画会議にかけられその企画が通るまで何か月もかかってしまいます。そこから執筆して製本され、販売されるまで最低でも半年はかかってくるんじゃないでしょうか。しかし電子書籍の場合はアマゾンkindleに出稿して販売開始まで最大72時間です。しかも無料で出版することも可能です。
これらが主に電子書籍出版のメリットになります。
ではデメリットというとどんなことでしょうか。それは紙の本ではないので書店に並ぶわけではないし出版社が宣伝してくれるわけではないので基本的に自分で宣伝していかないと誰も見つけてくれません。
電子書籍を出版するだけではほとんど何も変化するわけではないので、既存の顧客がいるのであれば積極的に出版したことを伝えていくことが大事です。またその後の行動も伝えてください。買って読んでもらいたいのか読んだ後にレビューを書いて欲しいのかなど、何をして欲しいのかわかりやすく伝えておいてくださいね。
ビジネス初心者がやるべきこと
まだそんな顧客や見込み客がいないというビジネス初心者はどうすればいいのかというと、まず電子書籍から次に繋がるビジネスを作っておく必要があります。メルマガに誘導するためにメルマガを作っておくことだったり、実店舗をされているのなら来店してもらうクーポンなり特典をつけるとか、購入者特典としてセミナーに参加してもらう権利をつけたり、電子書籍を入り口にして本命の商品・サービスにつながる仕組みを作っておく必要があります。
それができたら、次は見込み客を集めないといけません。すでにブログやSNSをやっているのであればそのフォロワーに告知できるのですが、まだそんなのも始めてない、まだフォロワーが少ないというのであれば、ブログ・SNSなどの媒体を始めてメディアを育てていくことが大事です。
もう一つはお金をかけて広告することです。Facebook広告などの広告媒体を使い、本の宣伝をするというよりメルマガなどの登録者、YouTubeチャンネルの登録者を集めるということです。本の宣伝だと本を読んでもらえることはあってもそれで終わってしまいます。あくまでも広告はリスト集めに使うことが重要なんですね。リストとはメールアドレスやSNSのフォロワーなどいつでも連絡が取れる情報を集めるということです。有名な江戸時代の商人の話がありますよね。火事になった時、何より大事なものは顧客の名前や住所が書いてある帳面だったという話です。それさえあれば無一文になったとしても、いつでもお金を作ることができるからです。リストは財産ですからね。
電子書籍の始め方
ここでは簡単に電子書籍を出版するまでの手順をお話します。
・テーマを決める
・本の執筆
・ファイルの変換
・表紙のデザイン
・出稿
という手順になります。
まずはテーマを決めることです。あなたが誰に何を伝えたいのかを決めることから始まります。それができたら執筆です。執筆はワードやメモ帳などを使って書いていくという感じです。
そして電子書籍に適したファイル形式に変換する必要があります。色々なものがありますが無料で使える「でんでんコンバーター」というサイトがあるのでそういったものを利用して電子書籍に適した形式、EPUBファイルに変換します。
そして表紙のデザインです。本来プロにお願いする方がいいものが出来上がります。ココナラ、クラウドワークス、ランサーズといったサイトで電子書籍の表紙デザインを依頼してみるのも手です。あまりお金をかけたくないというのであれば「CANBA」というサイトがありますので、そのサイトから無料で電子書籍の表紙のデザインを作ることもできます。
そして最後に出稿です。KDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)に登録して変換したEPUBファイルと表紙を出稿するという手順になります。
一度やってみよう
今回はビジネスに使うための電子書籍出版というテーマでお話しました。基本的にはアマゾンkindleでの出版という前提での話でした。なぜなら電子書籍の市場はkindleが一番だからです。
そして電子書籍は印税を狙うのではなく、あなたのビジネスに繋げるためのツールの一つにすぎないということです。
ここを理解して電子書籍を利用していただければ有効に使えるんじゃないかなと思います。しかも商業出版に比べてコストも時間もかからないというメリットがあります。
文字数も少なくても出版することができるので、ぜひ一度書いてみて出稿してみてもいいんじゃないかと思います。すぐに出版停止することもできるので手順を覚えるためにも一度ブログ記事ぐらいの原稿をEPUBファイルに変換して出版してみてください。
一回やってみると色んなことが実感としてわかると思うので実践あるのみですよね。
では今回はこのへんで失礼します。
電子書籍を作るには |
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私が用意したフロントエンド商品はこの「セールスライティングの基礎」。
この「セールスライティングの基礎」というnoteだって、私が数百万かけて学んだ内容です。もちろん今ではライティング講座を開催していますが、そこで話している内容です。
テクニックは探せば無料でどこにでも落ちています。
一番大事なものは「熱量」!
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